糖尿病

long actingなGLP-1アナログは

GLP-1アナログ weeklyで検索されている方がいたようなので気になってチェックしてみました。

以前取り上げたグラクソ・スミスクラインのAlbiglutide

日本でも治験が進行中のイーライリリーのエキセナチドLAR

ロシュのtaspoglutideも第3相で論文も出ているようです。

ノボノルディスクファーマもSemaglutideというのが第2相のようです。こちらはPubMed検索してもヒットしませんでした。

さっと調べたところ、上記のものが見つかりました。他にもあるのかもしれません。

週1回ですむのは手間という面ではよいがよいが、副作用が起こったときはやっかいになるかもしれません。薬物がしばらく代謝されないでしょうから。

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DPPのその後

10-year follow-up of diabetes incidence and weight loss in the Diabetes Prevention Program Outcomes Study

2002年のNEJMに掲載されたReduction in the Incidence of Type 2 Diabetes with Lifestyle Intervention or Metforminをさらにフォローアップしたもののようです。

DPPは耐糖能異常者を対象に、糖尿病の発症予防を生活習慣介入群、メトホルミン投与群、プラセボ群にわけて比較検討した研究

内容は後で読むとして、目に入ったのはコメントのPrevention of type 2 diabetes: the long and winding roadというタイトル。


the long and winding roadといえばThe Beatles。 洒落た文章なのか気になってしまった。

で思い出したのが、大学病院のころの話。

河盛先生が、ピーター・ポール・アンド・マリー(PPM)の花はどこへ行ったをもじって、糖はどこへ行ったと話をしても研修医は知らないとぼやいていたことがあった。(この話は何かの原稿でも目にした記憶がある)当然ながらオガワも知るはずもないが、ただ聞いているだけであった。

何年かたって、ポールさんが横田めぐみさんに捧げる曲を作ったというニュースで知ることになった。

ちょっと前にはマリーさんが亡くなったというニュースもあったようです。

洒落た引用というのは難しいのか?


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リラグルチドの肥満に対する効果

GLP-1アナログ、リラグルチドの肥満に対する効果を検討したスタディが、今日の時点ではLancetのオンライン版に載っているようです。

11月7日号に掲載されました。

Effects of liraglutide in the treatment of obesity: a randomised, double-blind, placebo-controlled study

これは以前のエントリーで少し紹介したものを84週まで延長したもののようです。

2008年のノボのリリース

対象者のBMIは30-40。
170センチだと90キロ以上というところでしょうか

投与量が多いほど体重減少効果が高かったようです。

肥満症治療薬として期待できるでしょうか?

あとは安全性。


別な話になりますが、イーライリリーのexenatide、今までエクセナチドと表記していたが、リリーのリリースではエキセナチドになっているのに気がついた。コピペしていたにも関わらず。

今後はエキセナチドと表記するようにします。
ただ本日現在、Googleでエキセナチドと入れると、「もしかしてエクセナチド」とでてしまいます。

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ベイスンが追加効能取得

以前のエントリーに書いたボグリボースの糖尿病発症抑制の話。承認されたようです。

以下、武田薬品のリリースより抜粋

食後過血糖改善剤「ベイスン®錠」の耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制にかかる効能追加の承認取得について

当社は、このたび、厚生労働省より、「ベイスン®錠0.2、同OD錠0.2」(一般名:ボグリボース、以下「ベイスン」)について、国内で初めて「耐糖能異常[※]における2型糖尿病の発症抑制」にかかる効能追加の承認を取得しましたのでお知らせします。

ベイスンは、小腸における糖質の消化・吸収を遅らせることによって食後過血糖を改善する薬剤で、国内では1994年から糖尿病の治療薬として使用されています。本剤を耐糖能異常の患者さんに投与することによって、2型糖尿病の発症が抑制されるという効果については、本年4月に世界的権威のある医学雑誌「The Lancet」に掲載された臨床試験の結果により明らかとなっています。

中略

<今回承認された効能・効果、用法・用量について(錠・OD錠0.2mgのみ)>
効能・効果:

耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制(ただし、食事療法・運動療法を十分に行っても改善されない場合に限る)
効能・効果に関連する使用上の注意:

本剤の適用は、耐糖能異常(空腹時血糖が126 mg/dL 未満かつ75g経口ブドウ糖負荷試験の血糖2時間値が140~199mg/dL)と判断され、糖尿病発症抑制の基本である食事療法・運動療法を3~6ヵ月間行っても改善されず、かつ高血圧症、脂質異常症(高トリグリセリド血症、低HDLコレステロール血症等)、肥満(Body Mass Index:BMI 25 kg/㎡以上)、2親等以内の糖尿病家族歴のいずれかを有する場合に限定すること。
用法・用量:

通常、成人にはボグリボースとして1回0.2mgを1日3回毎食直前に経口投与する。
用法・用量に関する使用上の注意:

本剤投与中は適切な間隔で血糖管理に関する検査を行い、常に投与継続の必要性に注意すること。

[※]耐糖能異常とは、WHO(世界保健機構)により、「空腹時の血糖値が126mg/dL未満であり、かつ、75g経口ブドウ糖負荷試験で食後2時間の血糖値が140〜199mg/dLを示す病態」と定義されています。なお、75g経口ブドウ糖負荷試験は、 75gのブドウ糖を経口摂取し、そのブドウ糖の摂取前(=空腹時)と摂取後の血糖測定により、糖尿病であるかどうかを判定する試験です。

一部引用ここまで

当然ながら0.2ミリ錠のみ
適用見ると糖負荷試験2時間血糖値は必須の様です。

以前のエントリーでも書きましたが、この辺りの保険適応はどうなるのでしょうか?これについては一言も述べられていません。

糖負荷試験は糖尿病疑いで保険適応で行います。適用基準を満たした場合、処方は保険適応なのでしょうか?それとも保険外になるのでしょうか?
この辺りを詳しく知りたいと思います。

追記

御上から保険適用についてお達しがでていたようです。

「10163.pdf」をダウンロード

きちんとすれば保険適用になるようです。

医療経済的にみて、対費用効果はどうなのか?

特定保健指導の存在意義を脅かしはしないのであろうか?

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エクセナチド承認申請

以下は日本イーライリリーのリリースです。

2型糖尿病治療薬GLP-1受容体アゴニスト「エキセナチド」を日本で承認申請

2009年8月17日:プレス発表資料

日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、社長:アルフォンゾ G.ズルエッタ)は、8月12日付で、2型糖尿病治療薬として、エキセナチド(一般名)の承認申請を行いました。

エキセナチド(米国での製品名:Byetta®)は、世界初のGLP-1受容体アゴニストの2型糖尿病治療薬として2005年に米国で発売されて以来、現在までに世界60カ国以上で、100万人以上の患者様の治療に用いられています。エキセナチドは体内の血糖値に応じて作用し、高血糖の時にのみ膵臓からのインスリン分泌を促進するため、インスリン治療に比べて低血糖発現率が低くなります。エキセナチドは、1日2回投与で、経口糖尿病治療薬との併用で使用され、持続的な血糖コントロールと低い低血糖症発現率を達成し、体重減少をもたらすことが確認されています。

グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)は、ヒトの体内に存在する消化管ホルモンで、膵臓の他に胃、肝臓、脳に対しても作用して食後の血糖値を調整します。エキセナチドは、体内に存在するGLP-1と同様に、GLP-1受容体に結合することでGLP-1作用を発揮するため、「GLP-1受容体アゴニスト*」と称されます。

*    「アゴニスト」とは、生体内の受容体に働いて、神経伝達物質 や ホルモン などと同様の作用を発現する作動薬。
経口薬だけでは血糖値を適切なレベルに保つことが困難で、合併症発症のリスクを抱えている2型糖尿病患者さんは非常に多いと言われています。このような患者さんに、インスリン注射よりも簡便に血糖コントロールができる新しい治療選択肢を提供することで、血糖コントロールの改善、ひいては将来の合併症予防にもつながると期待されます。国内の第2相及び第3相臨床試験で、エキセナチドが日本の糖尿病患者についても良好な血糖コントロールに導くこと、特に食後高血糖の改善をもたらすことや、体重コントロールに有益であることが証明されました。安全性に問題はなく忍容性は良好でした。

引用終わり

以前クリニックのブログにも書いたように、すでに1日1回投与のリラグルチドは約1年前に承認申請を出しています。認可にもある程度の時間差が生じることが考えられます。1日1回投与のあとに1日2回投与の薬がでても、よっぽどのアドバンテージがなければ不利な感じは否めないでしょう。その後にでるであろう1週間1回投与の製剤のための慣らし運転みたいな感じで使うという方法はありでしょうか?

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GLP-1アナログAlbiglutide

Diabetes Careにグラクソスミスクラインが開発中のGLP-1アナログAlbiglutideの論文が載っているようです。


The Potential of Albiglutide, a Long-Acting GLP-1 Receptor Agonist, in Type 2 Diabetes: A Randomized Controlled Trial Exploring Weekly, Biweekly, and Monthly Dosing

長時間作用の薬らしく、1週間ごと、2週間ごと、1ヶ月ごとの3つの群を比較したようです。対象としてエクセナチド群もあるようです。

この結果を受けてグラクソスミスクラインは第3相試験を30ミリグラム1週ごと投与の用法で始めたようです。1ヶ月ごとの投与で効果安全性があれば外来通院注射もかなり楽になあるのですが。また治療開始時に副作用ででてしまうと耐用性の問題があるかも。1週間が妥当でしょうか


話は変わりますが、グラクソのR&Dのページを見ると加齢制御に関与しているといわれているSIRT1活性化物質もパイプラインに上がっているようです。

2007年のNature絡みのものでしょうか?

カロリー制限して活性化するのと違いがあるのか、悪い影響はないのかなど今後の知見に注目というところでしょうか?

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リラグルチドLEAD6の論文

GLP-1アナログのリラグルチドの論文、今までも発表されていますが、LEAD6は6月15日現在ではLancetオンライン版に載っているようです。

追記7月4日号に掲載されました。

Liraglutide once a day versus exenatide twice a day for type 2 diabetes: a 26-week randomised, parallel-group, multinational, open-label trial (LEAD-6)

フリーではフルテキスト見られず。

同じGLP-1アナログであるエクセナチドとの比較。対象は極量のSU剤、メトホルミンを投与されている2型糖尿病患者。
1回投与とと2回投与なのでオープンになってしまうのは仕方がない。被験者も実薬にあたるのでエントリーする意味はあるということでしょうか。

1日1回投与と2回投与の違いを考えるとリラグルチドの方が手間が少ない分使いやすいか。低容量のSU剤や単独投与の場合結果に差は出るのでしょうか?

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Lancetの5月23日号は糖尿病

今週のランセットは糖尿病。

原著はメタ解析2本とFIELDのサブ解析みたいなものでしょうか?

フルテキストはフリーでは見られず。

こうなるとあえて読もうとする気が起きない。

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リラグルチドに関するリリース

GLP-1アナログ リラグルチドに関するリリースが出ていたようです。

新規2型糖尿病治療薬「リラグルチド」について欧州医薬品評価委員会より肯定的見解を受領

「ノボ ノルディスクは、CHMPが肯定的見解を示したことにより、欧州委員会により約2カ月以内にリラグルチドの販売が承認されると見込んでいます。承認をうけ、夏には欧州の多くの国で発売できると期待しています。」と記載されています。こちらは見通し明るいようです。

一方アメリカでは

米国食品医薬品局(FDA)諮問委員会による2型糖尿病治療薬「リラグルチド」の検討結果

FDAでは、ロシグリタゾンの心血管系に関する副作用から心血管系に関する安全性のデータを求めるようになっているようです。こちらは問題ないようですが、動物では甲状腺腫瘍が認められたというデータがあり、会社として楽観的なコメントはなかったようです。

日本ではどうなるのでしょうか?

その前にDPP-Ⅳが上市されるのでしょうか

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Lancet 5月9日号のボグリボースの話

Voglibose for prevention of type 2 diabetes mellitus: a randomised, double-blind trial in Japanese individuals with impaired glucose tolerance
The Lancet,  Volume 373, Pages 1607 - 1614, 9 May 2009

河盛先生がfirst authorの論文

耐糖能異常のある日本人を対象にしたボグリボースの発症抑制効果を検討したスタディ。

フリーではフルテキストは見られませんでした。

平均治療期間は36週。プラセボに比べて新規発症を40.5%抑制したという結果。

アカルボースではすでに日本人以外を対象としてSTOP-NIDDMが発表されているが、日本人でも同様の結果が示されたということになるでしょうか。



武田のリリース見てみると「2007年12月18日に「ベイスン錠 0.2、同OD錠0.2」について、厚生労働省に「耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制」にかかる効能追加申請を行っています。」と記載されています。



承認された場合、保険適応もあるのでしょうか?気になります。ただボグリボースは消化器系の副作用がありますから、発症予防のために使うにはコンプライアンスに問題ありかも。

耐糖脳異常の段階でも基本は食事運動療法でしょう



武田のリリース見てみると「消化性潰瘍治療剤「タケプロンカプセル15」、「タケプロンOD錠15」にかかる「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の発症抑制」の効能追加申請について」なんてのも載っています。

これも保険適応どうなるのでしょう。発症抑制というものの扱いがどうなるのか?

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